@ 四 諦 A 八 正 道 

基 本 思 想

@ 四 諦 

四諦(したい)、仏教用語で、
釈迦が悟りに至る道筋を説明するために、
現実の様相とそれを解決する方法論をまとめた苦集滅道の4つをいう。

四諦は簡略形であって、直訳された四聖諦が正しい。

諦とは「真理」という意味であり、
四聖諦とは「4つの聖なる真理」の意である。

4つの真理とはそれぞれ、

苦諦:苦という真理
集諦:苦の原因という真理
滅諦:苦の滅という真理
道諦:苦の滅を実現する道という真理(→八正道)

4つの真理は前半の2つと後半の2つで二分することができる。

また、「苦の原因」から「苦」が生じ、
「苦の滅を実現する道」から「苦の滅」に至るというように、

それぞれ順序が逆転している。 (集諦→苦諦、道諦→滅諦)

それぞれ「遍知」、「滅除」、「成就」、「修習」という課題が付随している。

すなわち、

苦は「知り尽くすべきもの」(遍知)
苦の原因は「滅するべきもの」(滅除)

苦の滅は「実現すべきもの」(成就)
苦の滅を実現する道は「実践すべきもの」(修習)

ということである。



A 八 正 道 

八正道(はっしょうどう)は、
釈迦が最初の説法において説いたとされる、
涅槃に至る修行の基本となる、

正見、正思惟、正語、正業、正命、正精進、正念および正定の、8種の徳。

「八聖道」とも「八支正道」とも言うが、倶舎論では「八聖道支」としている。

この 「道」が偏蛇を離れているので正道といい、
聖者の「道」であるから聖道(aaryaamaarga)と言う。


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