心惹かれる人物、斎藤きちさん。 


斎藤きち
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%8E%E8%97%A4%E3%81%8D%E3%81%A1


生  涯

 下田一の人気芸者

グレゴリオ暦 1841年12月22日(天保12年11月10日)、
尾張国知多郡西端村(現在の愛知県南知多町内海)に船大工・斎藤市兵衛と妻きわの
二女として生まれ、4歳まで内海で過ごし、その後、一家は下田へ移る。

7歳の時河津城主向井将監の愛妾村山せんの養子となり琴や三味線を習った。
14歳で村山家から離縁され芸者となりお吉と名乗ったきちは、
瞬く間に下田一の人気芸者となる。


 唐人お吉

安政4年(1857年)5月、
日本の初代アメリカ総領事タウンゼント・ハリスが玉泉寺の領事館で
精力的に日米外交を行っている最中、慣れない異国暮らしからか体調を崩し
床に臥せってしまう。

困ったハリスの通訳ヘンリー・ヒュースケンは
ハリスの世話をする日本人看護婦の斡旋を地元の役人に依頼する。
しかし、当時の日本人には看護婦というものの概念がよく解らず、
妾の斡旋依頼だと誤解してしまう。
そこで候補に挙がったのがお吉だった。

当時の大多数の日本人は外国人に偏見を持っており、
外国人に身を任せることを恥とする風潮があり、
幼馴染の婚約者もいることからお吉は固辞したが、
幕府役人の執拗な説得に折れハリスのもとへ赴くことになった。


当初、人々はお吉に対して同情的な目を向けていたが、
羽振りの良くなっていくお吉に対し次第に嫉妬と侮蔑の目を向けるようになる。

ハリスの容態が回復した3か月後の8月、
お吉は解雇され再び芸者となるがそれ以降も冷たい目を常に向けられることとなり
この頃から酒色に耽るようになる。


 最 期

1868年、芸者を辞め幼馴染の大工・鶴松と横浜で同棲するようになる。
その3年後に下田に戻り髪結業を営み始めるが、
周囲の偏見もあり店の経営は思わしくなかった。

ますます酒に溺れるようになりそのため元婚約者と同棲を解消し、
三島で芸者となるがやはりまた下田に戻り芸者となる。

お吉を哀れんだ船主の後援で小料理屋「安直楼(あんちょくろう)」を開くが、
既にアルコール依存症となっていたお吉は年中酒の匂いを漂わせ、
度々酔って暴れるなどしたため2年で廃業することになる。

その後数年間、物乞いを続けた後、1890年(明治23年)3月27日、
稲生沢川門栗ヶ淵に身投げをして自殺し。満48歳没(享年50)。

下田の人間は死後もお吉に冷たく斎藤家の菩提寺は埋葬を拒否し、
哀れに思った下田宝福寺の住職が境内の一角に葬った。


お吉の存在は、1928年(昭和3年)に十一谷義三郎が発表した
小説『唐人お吉』で広く知られることとなる。


すべてがほんとうかわかりません。

歴史はつくられるものですから。

未確認情報ですが、本当はどうかわかりません。

↓↓↓↓↓

※この件で宝福寺の住職も、この地を去る事になったとの事?。


只哀れさを感じます。


過去の歴史に対して

今の自分達がどう向き合って行くのかが、問題だと思います。




宝福寺
斎藤きちさん、菩提寺。

http://www.ne.jp/asahi/kokoro/odoriko/tojin-cont/tojin-toriaezu.htm





唐人お吉物語 [単行本] 
竹岡 範男  
竹岡 範男 (著) 




条約締結後のお吉は幕末の動乱に捲き込まれ、祇園の芸妓となり、
松浦武四郎の片腕となって開国に奔走、
維新後は流浪の果て、下田に戻り、
相変わらぬ悪罵と嘲笑と、貧困の中に反抗しつつ、
明治24年3月25日、51歳で下田川(稲生沢川)の上流門栗ケ淵で豪雨の夜、
投身自殺しました。

身寄りもないうえにラシャメンであったため、

父母の菩提所までがひきとりを拒んだのでした。


幕末、日米条約締結のため伊豆下田に来航したハリス。

その愛として仕えたお吉は晩年、悲惨な最期を遂げる。

後世つくられた虚像を覆す史実にもとづいた本格的お吉伝。


http://www.amazon.co.jp/%E5%94%90%E4%BA%BA%E3%81%8A%E5%90%89%E7%89%A9%E8%AA%
9E-%E7%AB%B9%E5%B2%A1-%E7%AF%84%E7%94%B7/dp/4286020223/ref=pd_rhf_p_t_2




唐人物語 〜ラシャメンのうた〜

 サザンオールスターズ 原由子が歌う「唐人物語」の世界 (SAKURA・桜)。
 
モデルの唐人お吉とその周辺(下田・了仙寺・ハリス・稲生沢・黒船 など)を
歌の世界と史実を織り交ぜてお届けします。





ちなみに、当方は、八幡の保福(ほーふく)院と、言います。



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